| 「子」について | |
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■ 「子」について
・ 「〜子(コ)」は、古代には男性の実名だった。「例:小野妹子」。しかし、後生には女性の実名になった。大和時代の後半からは、男性の「コ(子)」と女性の「メ(女・売)」の上に「ヒ」を冠して、男性は「〜ヒコ」、女性は「〜ヒメ」となった。そして、「ヒコ」は「比古」や「彦」に、「ヒメ」は「比女」「比売」または「姫」「媛」と表記された。【出典】
・ 庶民も使用していた「マロ」。男性の実名の表記に「マロ」があり、大和時代から平安時代まで多く見られた。古くは「麻侶」と書かれたが、しだいに「麻呂」または「麿」に変化していった。【出典】
・ 「姫」から「子」へ: 平安時代初期に、女性の実名呼称に大きな変化が現れた。上流階級の姫君たちの実名が、「〜郎女(いらつめ)」「〜比売(ひめ)」「〜姫」「〜媛(ひめ)」などから「〜子」の形に変わった。【出典】
■ 貴族の「マロ」、下層民の「マル(丸)」: 九世紀後半頃から、「マロ」は実名から貴族階級の男子の一人称に変化していった。平安時代の公家たちが、「私」という意味で、「麻呂」「麿」を使い始めたのである。一方、下層民の間では、「〜麻呂」が「〜丸」と変形して、下層社会の特殊な人びとの実名呼称になっていった。【出典】