「大和」の地名の由来
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■ 大和(やまと): 奈良県

・ 「ヤマト」はヤマ(山)ト(処)の意味ともいう。奈良県内にはヤマト関係の小字名が約30例あり、「山本」が約160例、「日ノ本」は約10例ある。たとえば、川戸、城戸、瀬戸、平戸、坂戸、井戸などの地名があるように、「ヤマト」は「山処」を意味する素朴な地名語である。例の「邪馬台」も、ヤマタイ、ヤバタイなどではなく、「古事記」神代には「台」に「等」の訓注があり、ヤマトであったといわれ、その九州山門説、大和説などについては多くの問題がある。三輪山の「美和」を「大神(おおみわ)」、ヤマト(和)を「大和」というように、「大」は敬愛的美称で、「和」は親愛・平和的用字である。いうまでもなく、大和は奈良県を代表する広域地名だが、県内には約13万の小字があり、これに俗称地名を加えると約20万の地名が実在する。地名は、地域の広い、狭いにかかわらず、それぞれの歴史を秘め、単なる便宜上の符号ではなかった。そして、地名の発生当時は局所的なものが多く、やがて、近傍から地方に拡大していった。したがって、山の在る所、三輪山付近から大和神社近辺へと拡大し、東方の都介野高原の「小山戸」は対語的に呼称したか。【出典】 

■ 倭(やまと): 奈良県

・ 大和の国の地名は、各時代の風土とあらゆる歴史を秘める貴重な遺称である。古代、大和平野には倭国(やまとのくに)・闘鶏国(つげのくに)・葛城国(かつらぎのくに)などの国名があり、また、「大和六県(やまとのむつのあがた)」と称し、高市(たけち)、葛城(かずらぎ)、十市(とおち)、志貴(しき)、山辺(やまのべ)、曽布(そう)の六県があり、それぞれの県(あがた)には県神社を鎮座し、この神社を結ぶ圏内がいわゆるヤマトの地域と考えられる。倭は大倭、大養徳、再び大倭、大和へと変化している事実から考えると、国名は政治の激変と共に改変された。また、ヤマトは、「国のまほろば たたなずく青垣山」「そらみつ大和国」「あきつのトナメする内木綿の真※国」「磯輪上の秀真(ほつま)国」など、青垣山の地形を讃美した拡大的名義と化した。さらに、「磯城島のやまと国」、「秋津島大和」という万葉集の枕詞から、ヤマト・シキシマ・アキツシマは日本国の別号にもなり、まさに「大和」とは「美し国への希望」の代名詞であった。【出典

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