拝領した名字
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■ 天皇の権威を高めた賜姓

・ 膳大伴部(かしわでのおおともべ): 第八代孝元天皇の皇子の大彦命の孫の磐鹿六雁王(いわかのむつかりおう)。第十二代の景行天皇が東国を巡遊して、上総国から安房国に渡海したとき、六雁王は海中から大きな白蛤(うむき)を探し獲り、これを料理して天皇の食膳に供えた。これを食べた天皇が、あまりの美味に感じて、六雁王を「膳大伴部」に賜姓した。【出典】

・ 治田連(はりたのむらじ): 第九代開化天皇の皇子の彦坐命(ひこいますのみこと)の四代孫の彦命王(ひこみことのおう)が、蝦夷を征討した賞で、近江国浅井郡内の地を与えられ、さらにその地を開墾して水田にしたので、「治田連(はりたのむらじ)」を賜った。【出典】

■ 渡来人の賜姓

・ 日本書紀によると、第十五代の応神天皇の代に、朝鮮半島の辰(秦)韓国から渡来した弓月君(ゆづきのきみ)は、秦公(はたのきみ)を賜った。【出典】

・ 朝鮮半島の西北部の楽浪郡を経由して渡来した漢人は、河内国に住んで西漢氏(かわちのあわうじ)になった。【出典】

・ 朝鮮半島の中部の帯方郡から渡来した漢人は、大和国に住んで東漢氏(やまとのあやうじ)になった。東・西漢氏は、両者とも直(あたい)を賜った。【出典】

・ 新撰姓氏録によると、朝鮮半島から渡来した曾々保利(そそほり)は、第十六代の仁徳天皇から、「汝、なんの才あるや」と尋ねられた曾々保利は、「我ら、酒を造るの才あり」と答えている。天皇はすぐに曾々保利らに酒をつくらせたが、その旨さに感激した天皇は、曾々保利に王女の山鹿姫(やまがのひめ)を与え、その上に秦酒部公(はたのさかべのきみ)を賜った。これ以後、秦酒部氏は、酒を製造して朝廷に献上したが、その後賜った地に桑の木を植えて、蚕を飼い絹を生産して朝廷に献上した。そこで、第二十一代の雄略天皇は、秦酒部氏に「宇豆麻佐(うずまさ)」の姓を賜った。【出典】

・ 王辰爾(): 日本書紀には、第二十九代の欽明天皇のころに、「数録船賦」ということをしたので、「船史(ふねのふひと)」の姓を賜ったとある。「数録船賦」とは、「船の賦(御調)をカゾヘシルス」と読むが、造船や航海にも関係していたかもしれない。さらに、第三十代の敏達天皇の代に、弟の牛が「津史(つのふひと)」の姓を賜った。【出典】

■ 奈良時代中葉から平安時代初頭にかけて「賜姓(しせい)」という形式をとった「改姓」が多く見られた。【出典】

・ 日本書紀には、大和朝廷の第十一代の垂仁天皇の代に、野見宿禰と当麻蹴速が、天皇の御前で組み打ちをしたのが相撲のはじまりとある。

・ 改姓: 野見 → 土師に改姓。【出典】

・ 改姓: 土師 → 菅原に改姓。【出典】

■ 拝領した名字: 餅、砂糖、善財、無敵、昼間【出典】

【天皇から賜った名字(姓)】

■ 飛鳥(あすか)

■ 安倍(あべ)

■ 在原(ありはら)

■ 嘉納(かのう)

■ 清原(きよはら)

■ 金(きん)

■ 楠本(くすもと)

■ 隈部(くまべ)

■ 佐伯(さえき)

■ 滋野(しげの)

■ 清水(しみず)

■ 新免(しんめん)

■ 菅原(すがわら)

■ 平(たいら)

■ 高階(たかしな)

■ 田河造

■ 高野(たかの)

■ 角谷(つのや)

■ 東(とう)

■ 留目(とどめ)

■ 豊臣(とよとみ)

■ 秦(はた)

■ 治田(はりた)

■ 藤原(ふじわら)

■ 星池(ほしいけ)

■ 穂積(ほづみ)

■ 真弓(まゆみ)

■ 万年(まんねん)

■ 源(みなもと)

■ 明珍(みょうちん)


【その他】

■ 阿井(あい)

■ 青木(あおき)

■ 飛鳥(あすか)

■ 雨木(あまき)

■ 荒川(あらかわ)

■ 有馬(ありま)

■ 生貝(いかがい)

■ 生駒(いこま)

■ 一筆(いっぴつ)

■ 氏家(うじいえ)

■ 瓜生(うりゅう)

■ 大枝(おおえ)

■ 小粥(おかい、こがゆ)

■ 音揃(おんぞろ)

■ 御守(おんもり)

■ 勘解由(かげゆ)

■ 加納(かのう)

■ 一尺八寸(かまつか)

■ 巫部(かんなぎべ)

■ 帰家(かんや)

■ 菊屋(きくや)

■ 北窓(きたまど)

■ 草刈(くさかり)

■ 草��(くさなぎ)

■ 窪田(くぼた)

■ 工楽(くらく)

■ 黒豆(くろず)

■ 群馬(ぐんま)

■ 香茸(こうたけ)

■ 惟宗(これむね)

■ 坂(さか)

■ 崎間(さきま)

■ 砂糖(さとう)

■ 砂糖元(さともと)

■ 鹿討(ししうち)

■ 新海(しんかい)

■ 巣山(すやま)

■ 世良(せら) 

■ 善財(ぜんざい)

■ 醍醐(だいご)

■ 鷹合(たかごう)

■ 高千穂(たかちほ)

■ 鷹見(たかみ)

■ 津軽(つがる)

■ 土屋(つちや)

■ 露木(つゆき)

■ 鍋島(なべしま)

■ 新倉(にいくら)

■ 日本(にほん)

■ 塒(ねぐら)

■ 浜砂(はますな)

■ 早川(はやかわ)

■ 一柳(ひとつやなぎ)

■ 百武(ひゃくたけ)

■ 百松(ひゃくまつ)

■ 昼間(ひるま)

■ 比留間(ひるま)

■ 鰭崎(ひれざき)

■ 深沢(ふかざわ)

■ 返脚(へんきゃく)

■ 星池(ほしいけ)

■ 堀(ほり)

■ 松井(まつい)

■ 「松平」を称した家

■ 間部(まなべ)

■ 薬袋(みない)

■ 蓑(みの)

■ 無敵(むてき)

■ 餅(もち)

■ 山清水(やましみず)

■ 湯本(ゆもと)

■ 横大路(よこおおじ)

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