| 「田」の地名の資料集 | |
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■ 田のつく名字が多い理由
・ 「田」のつく名字は、約1000種類あるという。「田」のつく名字が多いのは、日本の稲作文化と関係すると思われる。【出典】
■ 田に関係する名字と地名: 和田、益田
・ お名前博士と呼ばれた「佐久間博士」によると、名字300傑のうちに、田のつく名字は60あるそうです。
・ 名字のベスト100の約1/4は「田」のつく名字。【名字の謎学 博学こだわり倶楽部編 KAWADE夢文庫】
・ 佐久間ランキングのTop100に「田」のつく名字は21。
# 全国の「田」の地名
・ 茨城県谷和原村田
・ 岐阜県養老町田
・ 和歌山県湯浅町田
・ 長崎県豊玉町田
・ 滋賀県虎姫町田
# 稲は南方から渡来した。南方で「タ」に近い言葉に「タン」があり、平地や土地を意味する。アフガニスタン、パキスタン、トルキスタンなど。
# 人口100人中「田」のつく名字は
・ 関東: 14.5人
・ 関西: 17.8人
※ このように、田のつく名字が多いことがわかります。
# 村井(村居)→田中井→田井→田居
# 前田、門田、内田、正田は地頭領主や名主の館の前にあった。
# 「田」のつく名字。100人中13人。九州地方約15人、東北地方約10人、関東・東海地方約13人、関西地方約17人、中国・四国地方約17人。【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】
・ 古代の地名は、農民の生活の中からつくられた。そのため、あちこちに農業に関連する地名が見られる。【出典】
# 田の地名
・ 国土地理院の二万五千分の一の日本地図より
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【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】
# 「田」の地名: 田居中の「居=井」。
・ 「田井中」。これらの3つの漢字の組み合わせ。
田中 中居 中井 中田 田井 田居
村井 村居
昔は村に住んでいた。
# 日本は豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)で、随所に田のつく地名がある。
# 「田」は「多」に化ける。「多」は好字である。
・ 前田 → 前多
・ 本田 → 本多
・ 武田 → 武多
# 田の地名はきわめて多い。【出典】
・ 山田: 山を開いて田を作ったところで生まれた地名。【出典】
・ 吉田: ヨシが茂る原野をひらいて農地にした場所で、「ヨシ」に好字の「吉」をあてた。【出典】
・ 野田: 野原を開いて田にしたところ。【出典】
・ 太田・大田: 田が広く広がったところ。【出典】
・ 高田: ある地域に作られた田のなかの高い部分を指す。【出典】
・ 福田: 田地が栄えるように願って名付けた。【出典】
■ 田中と中田の違い: 田中は「田んぼの真ん中」の意味。つまり、大きな田んぼが一枚あって、その中に住んでいれば「田中」。一方、中田の「中」は、「上中下」や「前中奥」などの位置関係を示す意味合いを持つ。つまり、段差のある傾斜地の「上田」「中田」「下田」、または山の前に位置する「前田」、中間の「中田」、奥の「奥田」を意味する。【出典】
■ (田)の来歴【出典】
・ 古代語では、稗田阿礼の「稗田」や「粟田、豆田、桑田」のように、水田でないのに「田」ということもある。和名抄をはじめ、昔の史料には「水田(コナタ)」とある。また、後世には「水田(スイデン)」と訓む。「コナタ」の「コナ」は、「コナ(熟)す」、または「コナ(粉)」と同音同義とみられる。したがって、水田は、水よりもまず、土を、力を用いてよく耕し、粉のように熟(こな)した田とみられていた。ならば、水田(コナタ)ではない、普通の水田とは何か?和名抄の「田」の解は、まずは漢語の「釈名曰」として、「土巳耕者為田」とある。また、「田(タ)」とは、一音節語で、日本語において、ア行・ラ行以外の音を網羅している多くの一音節語は、単純で原初的な意味の言葉と見なしうるものばかりである。水田稲作の、いわゆる縄文的社会だったこの島(日本)への伝来または、初発時において、タ(田)は、その稲作とともに渡来した語とはとても思えない。とすると、最初に述べたような、「田」とは水田のことだというのは、水稲を始めた当初からはかなり時間を経てからの、変遷した認識ではないか?
・ 田 → うつ田 → 火田(ホタ=焼畑) → 陸田(ヲカダ・乾田) → 畑(ハタケ) → 田畑
・ 田 → こな田 → 水田 → 田 → 田畑
・ 畑は、本来は火田(ほた)として、田(均した土)の主流だったが、水田稲作の普及により、水田の方が次第に田の主流になったため、本来主流だった火田は「、中世以降その文字を横並びに一文字化した「畑」という和製漢字(国字)を持つことになり、火との関わりが薄れた乾田として水田と相並ぶようになった。